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あぐらを組んだとき、利き足はどっち?軸足はどっち?

2022 6/19

ストレッチで、あぐらを組んだりする時、毎回同じ足が前になっていたり、毎回靴を履く側の足が決まっていたり、器用な足とそうでない足があるのを自覚したことがありますか?こうした「利き○○」は、人間が二足歩行をするようになってから生まれたものだと考えられていますが、直立歩行をするようになって、両手が自由に使えるようになり、細かく作業を分けて行うことができるようになった結果です。

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人間のカラダの左右、両方にあるパーツには、無意識のうちによく使う側「利き◯◯」があります。

作業を左右の手や足で分担することで、効率よく物事を同時に処理する能力を獲得した結果、利き◯◯ができてきました。今回は、特に『利き足』について、まとめてみました〜

目次

利き足とは、細かな作業や素早い動作をする足

足は左右同じように使っていると思いがちですが、よく確認してみると片方を優先して使っているものです。どんな人にも、細かな動作をするための「利き足」と、それを補佐する「軸足」があるわけです。

「ジャンプ」や「蹴る」などの特殊な動きのときはもちろん、「歩く」などの通常の動作でも、利き足と軸足は別々の役割で動いています。

では、以下に自分の場合、どちらの足が『利き足』でどちらの足が『軸足』かをチェックする方法をご紹介致します。何個かを試しながら、チェックしてみて下さい。

①あぐらでチェックする方法

利き足・軸足の調べ方1つ目は、あぐらをかく方法です。あまり意識せず、ふだん通りあぐらをかいてみてください。ほとんどの人は、軸足が下になって重なっているようです。ですから、上にのっている足(前側の足)が利き足ということになります。

あぐらや座った状態から立ち上がるときも、ほとんどの人は最初に軸足で片膝をつきます。そして、足を伸ばして立ち上がるときに、利き足がついてくる形になります。あぐらでどちらの足が上かわからない場合は、立つときにどちらの足から立ち上がるか確認してみると、わかりやすいかもしれません。

②歩き始めでチェックする

利き足・軸足の調べ方2つ目は、歩き始めをみる方法です。立った状態から、いつも通りに歩き出してみましょう。どちらの足が先に出たでしょうか?このときに最初に踏み出した足のほうが、『利き足』だと言われます。

利き足が右足の人の場合、左の軸足は踏ん張って体を支える役目をします。歩くときは利き足の右足で地面を蹴って、前に進む勢いをつけることになります。利き足が左足の人は、この逆になるわけですね。

ただ、どちらの足から歩き出してもあまり違和感はないはずです。出す足を意識してしまうと、普段どちらから踏み出しているか判断できなくなることがあります。足を意識せずに試してみてください。

③ボールを蹴るのは、どっち?

利き足・軸足の調べ方3つ目は、ボールを蹴る方法です。サッカーなどをしているとき、ボールを蹴る足はいつも同じになっていませんか?このボールを蹴る足、蹴りやすい足が『利き足』です。

ボールを蹴るときには、力の加減や角度の調整など、複雑で高度な動作をする必要があります。このような動作は『利き足』でなければできません。軸足は蹴る動作の間、利き足を補助するため体を支えているのです。

ただし、中には「利き足が両足」という人もいるようです。プロのサッカー選手には両足利きの人が存在しますが、とても希少な才能だと言えるでしょう。

④バランスがとりやすいのは、どっちの足?

利き足・軸足の調べ方4つ目はバランスを見る方法です。力を抜いて両足で立ち、そのまま前にぐう〜と体を倒して転びそうになるまで我慢してみてください。とっさに倒れないように足が出ますよね。このときに出た足が、利き足になります。この方法を試した場合、軸足が先に出るということは少ないでしょう。

バランスを崩したとき、「倒れる」という情報が脳に伝わると、運動神経を通してバランスをとろうと筋肉が動きます。このときに利き足のほうが、脳からの指令が伝達される速度が早いと言われています。ですから、倒れそうになったときにすぐに出た足が、『利き足』だとわかるわけです。

⑤片膝をついて座ってみる

利き足・軸足の調べ方5つ目は、片膝をついて座る方法です。片膝をついて座ったとき、膝が床についている足が利き足で、膝が立っている方が軸足となります。また、片膝を立てて座っても利き足が分かります。この時に立てているほうの足が軸足なのです。利き足は無意識に床につけていたほうの足になります。

座るような動作をするときは、軸足のほうが先に動くようになり、利き足はそれに伴って動きます。座っているときに主に動くのは軸足になるわけですね。どちらの膝を立てていても違和感がないという人は、他の方法と合わせて調べてみるとよいでしょう。

⑥足の太さは、どちらが太い?

利き足・軸足の調べ方6つ目は、足の太さをみる方法です。鏡の前に真っ直ぐに立ってみてください。足の太さが左右で違っていませんか?このときに太くなっている方が軸足、細いほうが利き足です。何故かと言うと、人はリラックスして立ったとき、軸足の方に体重をかけてバランスを取っているからです。

軸足はこのように常に体を支えているので、筋肉がつきやすくなっています。そのため自然と太くなってしまうわけですね。特に、スポーツをしていて軸足をよく使う人には、足の太さが明らかに違う場合があるようです。これは軸足にばかり力がかかることが原因ですから、利き足の方も鍛える必要があるでしょう。

⑦ジャンプで飛び越すチェック方法

利き足・軸足の調べ方7つ目は、ジャンプする方法です。例えば、水たまりを飛び越す時、片足で踏み切る動作をする場合、先に着地する足が利き足のようです。踏み込む足は、軸足ということになりますね。

試しに反対の足で踏み切って、ジャンプしてみてください。力が入らず、あまりジャンプできなかったのではないでしょうか?利き足だとジャンプのような複雑な動作は難しいことがわかりますね。

ジャンプする方法では幅跳びの他に、片足で垂直跳びをする方法もあります。片足で垂直跳びを交互にしてみて、どちらが跳びやすいか、どちらがより高く飛べたか比べてみてください。跳びやすく、高く飛べたほうが軸足となります。

左利き手は約1割・左利き足は約3割と少ない

利き手が左利きの人の割合は、全人類の約11%だと言われています。そのなかでも日本は利き手が左利きの人が多く、12%の人が左利きです。利き手が左利きの人は、女性よりも男性の方が多くなっていて、女性の約4倍もいるのだそうです。

利き足では、左の人と右の人の割合は、3:7だと言われています。

右手が利き手の人は、利き足も右足の人が多いようです↓↓↓

「右手右足が利く人」の割合は94%となっています。

逆に、「左手左足が利くの人』は41%と少なめです。

利き手と利き足が違っている人も多いということですね。利き手や利き足、利き目などが全て右、または左だという人は、あまりいないと言われています。

利き足が左利きのメリット

スポーツの世界では、利き足が左利きの人はとても有利だと言われています。なぜなら、ほとんどの人の利き足は右足で、左足が利き足の人はとても貴重だからです。

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サッカーの選手では、メッシやマラドーナ、中村俊輔など、利き足が左利きですよね〜

左利きの人は右脳が発達していて、芸術やスポーツの才能があるといわれています。天才型の人が多い、ともいわれますが、利き足が左利きの人にもその傾向があるのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?利き足が分かることのメリット1つ目は、スポーツで有利になることです。陸上競技やサッカーなどのスポーツでは、正確に足を動かすことが必要になります。このとき自分の利き足を知っていれば、どのように足を使えば効率良く動けるか分かるようになります。

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まずは、あなたの『利き足』『軸足』を確認してみましょう。

両足の太さは、違いますか?バランスの時に大きな左右差はありませんか?それらを把握することは、日常生活でのからだの使い方やクセを把握することになり、トレーニングの必要な部分であったりします。

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