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脳の負担を減らす『利き足診断テスト』を日常動作で確かめよう

2022 9/03

「右利きですか? 左利きですか?」と尋ねられると、たぶん利き手のことだと思いますよね。でも、足にも利き足があるのをご存知でしたか?今回は、利き足診断の仕方をまとめました。

私たちは普段、何気なく右足と左足を使って生活していますね。しかし実は、全ての人には「利き足」と「軸足」というものがあります。通常、歩くような簡単な動作のときには意識しませんが、特殊な動作をするときに、利き足と軸足とを使い分けています。

目次

「利き○○」は、脳の負担を減らす

たとえば、転びそうになったり何かに襲われそうになったりなどの危機的な状況に陥ったとき、とっさに右手でかばうなど優先順位が決まっていると、ムダな動きが減って危険を回避する確率が高まります。「利き○○」を持っていると、処理速度が速くなるわけです。

日常の動作でも、あらかじめ左右で機能を分担させておけば、脳はいちいち指令を出す必要がなくなります。そうした理由からも、無意識のうちに主に動かす「利き○○」が、さまざまな部位に存在していると考えられます。

器用に動く足が利き足

利き手といえば、お箸を持つ手や鉛筆を持つ手ですよね。つまり、器用に動かすことのできる方を指します。利き足も同じで、器用に動くほうの足のことを言います。

利き足テスト診断方法

では、さっそく自分の利き足を確認してみましょう。様々な日常動作で確かめる方法があります。力を抜いて立っているとき、後ろから人にふいに押されて前に踏み出した足など、どちらが利き足なのでしょうか。利き足は、手と同様に、人により違いがあります。また、利き手と利き足とは必ずしも一致しません。

ボールを蹴りやすい足

足を最もよく使うスポーツのひとつにサッカーがあります。パス、ドリブル、シュートなどの足を使う動作においては、まず利き足を使おうとします。利き足のほうが、正確で早くボールを扱うことができるからです。つまり、利き足のほうがボールをコントロールしやすいからです。

後ろから押されて先に出る足

後ろから押されたときに、両足を同時に前へだすことはできません。どちらかの足が必ず先にでます。先にでるほうの足が利き足と言われています。利き足が右足の人の場合、左足は軸となり、踏ん張って体を支える役目をするのです。

階段を上る時に一番最初に出る足

階段を上がるときにどちらの足が先に出ますか?出す足を意識せずに試してみてください。最初に踏み出した足のほうが利き足と言われています。後ろから押されたときに先に動作をしようとするほうの足が利き足です。そして、利き足と反対側の足が軸となり、体重を支え、体を維持します。

あぐらの時に外にある足

あぐらをかいたときに、ほとんどの人が、利き足が外になって重なっていると言われています。したがって、外側にある足が利き足と言えます。あぐらをかいた状態やすわった状態から立ち上がるとき、ほとんどの人は、利き足とは反対の足で最初に膝をつくのです。そして、足を伸ばして立ち上がるときに、利き足が後からついてきます。

片膝をついて座る時、膝が床についている足

立ったり座ったりする場合、片膝をついて座る方法です。片膝をついて座ったとき、膝が床についている足が利き足で、膝が立っている方が軸足となります。この時に立てているほうの足が軸足なのです。利き足は無意識に床につけていたほうの足になります。

足の太さを見て、太い方の足

見てすぐわかる診断方法は、足の太さをみる方法です。鏡の前に真っ直ぐに立ってみてください。足の太さが左右で違っていませんか?このときに太くなっている方が軸足、細いほうが利き足です。

人はリラックスして立ったとき、軸足の方に体重をかけてバランスを取っているからです。軸足はこのように常に体を支えているので、筋肉がつきやすくなっています。そのため自然と太くなってしまうわけですね。

飛び越す時の前の足

利き足診断の方法は、ジャンプすることでもわかります。例えば、水たまりを飛び越す時や、走り幅跳びなど、片足で踏み切る動作をする場合、地面を蹴って踏み切る足が軸足となるようです。

前の足が利き足、後ろの足が軸足

試しに反対の足で踏み切って、ジャンプしてみてください。力が入らず、あまりジャンプできなかったのではないでしょうか?利き足だとジャンプのような複雑な動作は難しいことがわかりますね。

以上の方法で診断してみて、あてはまることが多い方が利き足となります。あなたの利き足はどちらでしたか?

『利き足』は左利きと右利きどっちが多い?

日本人で右が利き足の人と左が利き足の人の割合は、おおよそ7:3と言われています。参考までに、利き手が右手の人は、利き足も右足の人が多くなっています。「利き手が右手」の人の中で「利き足が右足」の割合は90%超です。逆に、「利き手が左手」の人の中で「利き足が左足」の人は40%程度です。利き手と利き足が一致せず違っている人も多いです。なお、利き足が右の人は、女性のほうが男性よりも多いというデータがでています。

利き足と軸足の違いとは?

足には利き足と軸足があります。いろいろな動作の中心となり、動かしやすいほうの足が利き足です。そして、もう一方の補助的な役割を果たす足が軸足です。そこで、軸足の意味、軸足と利き足の違いや関係について説明します。

軸足とは?

軸足とは、体を支えるときに軸になるほうの足です。たとえば、ボールを蹴るときに、地面から離れずに、体を支えている足が軸足です。また、両足で立っているときに、軸足で体全体を支え、利き足を休めさせています。利き足が素早く正確な動作をする事に優れ、軸足は体全体を支えるために力が強いことが特徴です。 軸足は利き足をサポートする足と言えます。

軸足と利き足の関係

き足は、動作を行なうときに、よく使い、よく動くほうの足です。そして軸足は、体重を支え、体を支持するための足です。姿勢を維持することを役目としています。

利き足と軸足については、サッカーでボールを蹴るときの動作を考えると最もわかりやすいです。右足が利き足の人は、左足を軸足として、右足でボールを蹴ります。すなわち、動かすほうの足が利き足、支えるほうの足が軸足ということです。

まとめ

日常生活においては手で物を扱うことが多いため、利き足についてはあまり意識することがありません。しかし、足にも使いやすい方の足があります。スポーツにチャレンジする場合は、自分の利き足と軸足を見極めることが、上達への第一歩となりますので、なんとなく利き足を決めている方は、この機会にご自分の利き足、軸足を確認してみると思わぬ発見があるかもしれませんよ?自分の利き足がわからない、知りたいという方は、今回紹介した方法を参考にして確認してみてください。

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