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硬くなったお尻はほぐす!お尻と骨盤と姿勢の関係とは…

2023 3/03

自分では感じていなかったけれど、太ももやお尻を触ったら硬い、冷たい、なんてことがありませんか?お尻が硬い、痛い、脚が疲れやすいといった症状は、お尻がこっていることが原因かもしれません。

慢性的な腰痛に悩まされている、下半身がむくみやすいという方も、その原因はもしかするとおしりの筋肉の“こり”からくるものかもしれません。今回は、お尻のこりについてです。

目次

お尻の筋肉について

お尻は、仙骨(背骨の一番下にある三角形の骨)を中心とする骨盤と共に、
【大臀筋(だいでんきん)】【中臀筋(ちゅうでんきん)】、【小臀筋(しょうでんきん)】という3つの筋肉で主に形成されています。
他にもお尻の周辺には筋肉や、太い血管や神経が集まっていて、いずれも全身に関わる重要な役割を担っています。それだけに、お尻の筋肉がこり固まってしまうと、これらの血管や神経を圧迫してしまい、下半身のむくみや冷えに繋がります。

なぜお尻が硬くなるの?

座りっぱなし

デスクワークで一日中イスに座っていたり、家の中で床やソファーなどに座っていたり、座っている時間が長い人はお尻が硬くなる傾向があります。座りっぱなしということは、ずっとお尻をつぶしている状態。するとお尻の血行が悪くなり、お尻が硬くなってしまいます

姿勢が悪い

座っているときや立っているときの姿勢が悪いと、骨盤の無駄な傾きや股関節などにゆがみが生じる場合があります。不良姿勢は血行不良や筋力の低下などを招き【体型の崩れ・体の不調】などを引き起こします。

股関節が硬い

股関節は、そこからつながっている足やお尻の血行が悪くなり、硬くなってしまうと股関節の動きを制限したりするため、お尻をやわらかくすることが股関節を柔らかくすることにつながります。

硬いお尻の筋肉をほぐすメリットは?

股関節の動きが良くなる

お尻の筋肉は股関節の動きに大きく関係しています。凝り固まっていたお尻をほぐすことで股関節の動きが良くなっていきます。

冷え性改善

お尻をほぐすことでリンパの流れが良くなります。老廃物が流れやすくなると血流も良くなり、冷え性改善につながります。

腰痛緩和

お尻の筋肉の強張りにより、周辺の腰の筋肉も血行不良になったり過剰な負担が生じたりして腰痛が引き起こされるケースがあります。お尻の筋肉の状態が良くなることで、お尻の強張りが原因の腰痛の緩和が期待できます。

ストレッチやトレーニングの効果アップ

こりをほぐすことでお尻の筋肉が使いやすくなり、ストレッチやトレーニングの効果が上がります。歩く時も足がスムーズに出るようになります。

ヒップアップ効果

特にお尻の大部分を形成する大臀筋のこりは、お尻全体のたるみに繋がります。寝る前などのちょっとした時間にお尻のコリをほぐし、お尻に溜まった老廃物を流しましょう。お尻は、ふくらはぎや太ももなど下半身全体に影響を与える部位なため、下半身痩せにも効果的です。

お尻と腰痛、姿勢の関係

長時間のデスクワークなどで血行の悪くなった大臀筋は硬まってしまい、それを支える腿の裏側の筋肉(ハムストリング)も固まってしまうと、骨盤が後ろに引っ張られ猫背や巻き肩を引き起こすことになります。お尻の硬さは、骨盤の傾きにも影響してきます。結果、不良姿勢からの腰痛やポッコリお腹の原因となります。

お尻のコリにお勧めのストレッチ3種類

デスクワークの途中でも、ちょっと一息つきながら椅子に座ってお尻をほぐすストレッチをやってみてください。

  • 椅子に座り片足を反対足の膝の上に乗せます。
  • 息を吸いながら背中を伸ばし
  • 吐きながら体を前に倒していきます。背中は、まっすぐで股関節から折り曲げるようにします。
  • 片足を曲げて床にうつ伏せになります。
  • 曲げている足の膝の角度を調節しながら、お尻の外側が気持ち良く伸びる角度を探します。
  • 反対側の伸ばしている足の鼠径部もストレッチできます。
  • 正座から体を前に倒して、背中、腰、お尻をストレッチします。
  • 特におやすみ前にお勧めです。
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